8/18/21

ご報告ー野草料理の会ー夏


先週の野草料理教室に
ご参加ありがとうございました




今回のワークショップは地元藤野の里山長屋という
素敵な木造りの集合住宅の共用スペースを
長屋の住人であるゆみこさんのご協力により
使わせていただき実現しました

折しも登場したやはり長屋の住人である
池竹則夫さん
藤野では一目も二目も置かれる
いや唯一無二の存在、超有名人
野山のフィールドワーク・調査をお仕事とされている
山野草のプロでいらっしゃいます





せっかくだから周りの野草を教えてください〜
なんて無茶振りしてみたら
30分くらいだったらいいですよ〜と言ってくれて
突如予定変更して
願ったり叶ったりの企画からスタートしました















その時の様子は栞草の投稿をご覧くださいね



さてお料理は以下の6品

・黒米入り笹の葉ちまき
・露草とキヌアの寒天寄せ(+スベリヒユ、茄子のソテー)
・カタバミのサラダ
・垣通し(カキドオシ)の豆腐カプレーゼ
・茗荷竹(みょうがたけ)の夏野菜ソテー添えそうめん
・百合の花の梅肉和え

















ちまきは、以前の投稿に書いたように
もち玄米と黒米をほんのり甘く煮て
甘栗、ドライ無花果、桜の花のレモンシロップ漬けと共に
大葉矢竹オオバヤダケの葉に包みました
人数が多かったので、あっという間にちまき完成



スベリヒユはとってもみずみずしく少しぬめりがある感じが
寒天寄せにぴったりと思い、さっと茹でて細かく刻み
オイルソテーした茄子やキヌア、主役のツユクサと共に
出汁寒天に入れました
寒天寄せは見た目が涼しげでこの季節におすすめです
主役のツユクサはちょっと硬めだったので
一番先の柔らかそうな部分のみを使いました

カタバミ、スベリヒユはシュウ酸が多めなので
食べ過ぎ(特に生)には注意です
が池竹先生、少しなら大丈夫とのことで、
カタバミはその酸味を活かして
生でサラダにトッピングしました

シュウ酸の多いものは(→春の野草料理教室で使ったスイバも)
火を通すとあっという間に色が茶色く変わるので、
緑を生かす時はほんの少し生で、
あとは色味よりは味わいを活かす料理がおすすめです

カキドオシは先日蒸留会でも使ったのですが
シソ科だけあって、爽やかな香りが魅力
ですが、すこし硬めなので
(天ぷらなら大丈夫そうです)
みじん切りにしてカプレーゼに散らしました
木綿豆腐は前日水切りして
塩と白味噌につけておいて好評でした



茗荷竹というのは、茗荷の茎の部分です。
筋があって硬めですが
硬い部分を向くと
中の白い部分は食べられます
香りは茗荷そのもの
みじん切りを野菜ソテーのバルサミコソースに入れ
千切りは素麺に添えて薬味にしました












百合の花は、ヤマユリが終わってしまったので
もうないかなあと思っていたら
ウバユリと名前のわからない(汗)種類を見つけました
百合の仲間は
ユリ根として料理につかうことはお馴染みですが
春先に若い葉をおひたしにしたりもするので
花もいけるな、ということで使ってみました
試食の時苦味があったので
完熟梅の柔らかい梅肉で和えてみました
ゴーヤなど苦味のつよい食材には
梅肉の酸味と旨味がとても合いますね

時間が押してしまいばたばたで
申し訳ありませんでしたが
楽しんでいただけてよかったです
お料理もおいしかったですね


素敵な時間をありがとうございました

12 aug 2021